京都府京都市左京区の整体院 大久保ボディバランス整体 北区・上京区・東山区・中京区・下京区

京阪出町柳駅・ケーヨーD2川端店・京都大学・京大病院近く
















大久保
ボディバランス整体

京都府京都市
左京区吉田
中阿達町11−3

(075)771-3981




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 誇大表現による過剰過激なPRや、あたかも医学的根拠がある様な印象を
 与える表現を避け、緩やかでも当整体の理念に賛同して頂ける方々により
 自然に広がる事を願い制作いたしました(このHPはご縁のある同業の先生
 方もご覧いただいている様なので、少し意識して書いております)。
 ※当整体は症状に対して相談者の身体でおこるトリックモーション(代償動
 作)を基に観察・洞察を試みるので医学よりも武術やスポーツに近いと思い
 ます。





 
 整体を始めて10年目くらいからでしょうか、相談者おひとりおひとり毎に
 施術の前後は毎回自分自身の心と体の準備運動と整理運動を行うように
 なりました。
 どなたの場合でも遅くともお越しになられる30分前からまるで待ち構える
 かの様に準備運動を始めております。


 達人や名人ともなると1日に50人くらいは診られるそうで(もちろん実費
 ですから凄い話ですね)、連続で施術されますから待ち構える時間すらあ
 りませんし、施術自体も私の様に意気込んだりせず、非常にリラックスした
 状態(平常心)のままでしょう。


 ただ私はまだそのレベルではないので、おひとりおひとり毎に自分自身の
 心と体を整える時間が必要です。時間もあることですし。
 私は「平常心」というより「宙吊り」の状態を目指します。
 人の体は全員別物ですから固定観念(これまでの成功例)に囚われてい
 ては思い通りの整体が出来ません。
 だから私はリラックスよりもフリーの状態が必要なのです。
 待つ30分の間に何とか心と体を宙吊りにもって行きます。


 この日待ち構えていたのは、全身の疲れと腰の痛みで来られた40代料
 理人の男性。
 
 
メモ1
 まだ、お若いの方なのですが専門学校ではなく師弟関係で修行されたま
 さに叩き上げの職人さん。
 どうも人に任せるという事が出来ないタイプの人で、何でも自分でやって
 しまい結局ご自身が倒れる寸前までやるのでしょうね駄目だと言っても。


 だいたい3ヶ月ごとに来られるのですが、毎回施術ベッドに崩れる様に倒
 れこみ、その瞬間に気を失うように寝てしまわれます。
 こちらからの問いかけも、そこそこ大声で言わなければ反応すらありませ
 ん。
 ですからベッドに横になられる前に質問は全部しておきます。
 腰は仕事中も寝ている時も痛いそうで、起きる時は動けないとか・・
 使い過ぎによる炎症は整体でどうにかなるなどとは思ってはいらっしゃら
 ないようで「仕事に支障が無い程度に動けるようにして欲しい」とのご依頼
 です。


 何も動作をしなくても痛いそうですが、特に上半身の前後左右の倒した時
 に痛みが増すそうです(捻じる動作は大丈夫)。


 この時どういう訳でしょう・・右に倒した時だけが気になります・・
 自分でも理由を上手く説明出来ません。
 客観的じゃないです・・
 何故?と聞かれると返答に困ります・・


 さて、いつもの様に痛みは抽象的な概念ですから共通認識が持てません。
 ですので機能(システム)の問題として考えます。
 この男性の身体を機能(システム)の問題として観察するなら、「痛い腰」
 ではなく「上半身を右に倒せない身体」なのです。
 しかし倒している。
 どうやって倒しているかと言うと左わき腹と首の左を無意識に使って上半
 身を右に倒すという事を可能にしている訳です。(トリックモーション)


 左わき腹と首の左に刺激を加えて行くと右肩甲骨の内側のやや下当たり
 が浮いて来る様に観えます(隆起した訳ではなく)。
 
 
メモ2
 何でしょうか?
 見当もつきませんが、手の感覚を頼りにその辺りを刺激しますが手応えが
 ありません。
 (※手応えは知識ですね。手応えと言うと手の感覚だと思いがちですが、
 過去の感覚と照らし合わせている訳ですから知識です。過去の上手く行っ
 た経験(手応え)を拠り所とした時点で感覚から離れ随分と時間がかかっ
 てしまいました。書いていて今頃気付きました)


 
 
メモ3
 観察を続けながら腕に刺激を入れていると上記に辿り着きました。
 この部分を矢印の様に絞める(橈尺関節遠位を固定する様に)と、肩甲骨
 内側の浮いているところが反応しました。
 後は絞めながら刺激を加えていって、反応が消えたところで立って頂いて
 痛みの確認をお願いしました。
 「少し突っ張る感じがするが痛みはほとんど無いから仕事は出来る」とおっ
 しゃって頂きました。


 やはり「宙吊り」の状態でいることが重要な気がします。
 人の身体はひとりひとり違うと言っておきながら、別の人の身体での成功
 例を再現しようなど大雑把過ぎました。





 
 整体院とは別の事業仲間と打ち合わせで昼食に向かう車中、走行距離
 メーターが「あ・・7777・・」と皆にさりげなくアピール(全員無視)。


 たったこれだけで幸せ気分だなんてスケールが小さいですか?
 やっぱりそうですよね・・
 しかしとてつもなくラッキーな事が起こらないと幸せを感じられない人より
 こんな些細なことでハッピーになれる方が絶対お得だと思うんです。
 ですから、あなたにも小さいハッピーが何回も身に起こる日常をおすすめ
 しているのです。(余計なお世話ですね。)


 さて、夕方打ち合わせから戻ってすぐに、腕を外側に捻った時(回外)の
 肘の痛みで来られた50代女性の施術です。
 
 
メモ1
 原因に関して、ご本人としては特に思い当たる事は無いとおっしゃる。
 しかし、話を伺うとお仕事で明らかに腕を酷使しているようにも思えるの
 ですが・・そうですか・・
 無茶苦茶ハードな仕事をしながら「こんなの忙しいうちに入らない全然平
 気」という言い方をされる人も居れば、ちょっとした事でも「目が回るほど
 忙しい」と言われる方も居ます・・話の聞き方は気を付けなければいけま
 せんね。
 この方は前者で、オーバーワークが当たり前というタイプでしょう。
 この日も整体が終わり次第、職場に戻るそうです。
 困ります。
 これからまた仕事だから、すぐ右腕を使うって事ですよね・・そういうの困
 ります。


 とにかくその場で捻っていただきましょう。
 実際に痛い動きや場所を確認したいですから。
 どこかにぶつけて怪我をしたと言う訳では無いのなら、身体の機能(シス
 テム)の問題かもしれません。
 観察しましょう。


 身体の機能という事で考えてみますと、「痛い右肘」ではなく「右腕を捻じ
 れない身体」なのです。
 しかし捻じれている。
 どうやって捻じっているかというとわき下の肋骨辺りと顎関節を無意識に
 使って捻じる動作を可能にしている訳です。(トリックモーション)


 
 
メモ2
 右顎関節と右肋骨も手探りしながら刺激していると反応しました。
 「当たり」だと思いました。
 しかし・・いつまで刺激しても反応が消えません・・・


 
 
メモ3
 その時、観えたのがこのラインでした。
 手のひらの小指側から腕の内側を通って首〜顎関節〜下顎へ。
 このラインなら右腕⇔右顎関節⇔右肋骨を網羅していると思いました。
 これって経絡みたいなものでしょうか?
 今度針灸の方に聞いてみる事にしましょう。
 後はどこからアクセスするか。


 
 
メモ4
 ここが一番反応しました。
 (これって経穴=ツボみたいなものでしょうか?これも今度聞いてみま
 しょう)
 上手く行きました。ラインが消えましたから。
 右肘の「痛みもなくなった」とおっしゃって頂けました。よかった。
 1週間後にも来られましたが、痛みは出ていないとの事です。
 きっと右腕を酷使しない様にして下さっているのでしょう。


 それにしても観察・洞察って本当に大事だとつくづく感じました。
 教えて頂いた、神埼先生に感謝です。
 しかしまだまだ、神埼先生の足元にも辿り着いていない。
 特に洞察はありのまま診るという事ですから程遠い・・
 もっともっと感受性を上げたいと思うのですが・・次はいつ開講されるの
 やら・・・







 
 本格的な春の陽気で京都は5月上旬の気温だそうです。
 桜シーズンは観光客でごった返しのお店での仕事で「精も根も尽き果てた」
 という60代女性が来て下さいました。


 初めて来られたのは昨年末です。
 右腰〜右足首までのしびれ・痛みで、2年前に病院で坐骨神経痛と診断さ
 れたそうです。
 坐骨神経痛を治すのはお医者さんのお仕事。
 私の仕事は、右腰〜右足首の痛みを何とかすることです。


 私が「治す」という言葉を使わないのは別に医師法とかの問題ではなく、
 「痛みが無くなる」ということと「治る」ということでは次元の違う話だから
 だと私は考えているからです。


 
 
メモ1
 痛みは右腰から太ももの外側を通り・・


 
 
メモ2
 スネの骨のすぐ横を通り・・足首の上までがきつくしびれるように痛むそう
 で足首〜指先のしびれはほんのわずかだそうです。


 しばらく病院で治療を受けられていたそうですが、毎日立ち仕事をされて
 いるので治らなかったそうです(その後治療院巡りが始まる)。
 痛み止めの薬を服用して誤魔化しながらお仕事を続けているそうですが、
 ひどくなるいっぽうで、とうとう夜も痛みで寝れなくなり・・
 見かねた職場の同僚の方の紹介でうちへ来られました。
 そういう状態の方はお受け出来ない、病院で治療を継続して下さいとお断
 わりしたのですが「診るだけでもいい、それで無理なら断ってくれていい」
 とおっしゃるので紹介という事もあり、お会いすることにいたしました。
 ※新規の場合はお受けいたしません。ご了承下さい。


 さてその痛みですが、触れるだけで飛び跳ねて痛がられる・・
 私はなす術なく立ち尽くすしかありませんでした・・
 しかし、当のご本人はどういう訳か悲壮感もなく笑顔で「ややこしい身体で
 すいませんねえ」とおっしゃる・・
 その姿に私は何故だかこの方は良くなると感じました。
 やれることはきっとあるはず!


 立っているのも座った姿勢も辛い・・ということで、痛みが一番少ないうつ伏
 せで寝た状態で調べました。


 
 
メモ3
 膝を曲げると痛みがさらに増すそうです。
 痛みと言うのは抽象的な概念ですから「きっとこんな痛みだろうな」と想像
 しても同じ痛みを認識するのは難しい。
 共通認識を持つためにこの状態を機能の問題に置き換えて観察してみま
 しょう。


 機能として考えるならば、この方の身体は「痛い腰」ではなく「膝が曲がら
 ない身体」なのです。
 しかし膝は曲がっています。
 どうやって曲げたかと言うと、背中の左側を無意識に使って「膝を曲げる
 」と言う動作を可能にしている訳です。(トリックモーション)


 
 
メモ4
 名人ならこれで的中なのかもしれませんが、私の場合どうも少しずれるよ
 うで、実際に触れてみなければ分かりません。
 どうやら真中寄りの▲のところが正解。
 ▲のところに刺激を入れると、膝を曲げても腰は痛まなくなりました。


 
 
メモ5
 しかし次に膝をカエルの様に外側に曲げてみますと、スネの横がビーンッ
 と痛み出すそうです。
 やる事は同じです。
 機能として考えるなら「痛いスネ」ではなく「カエル足が出来ない身体」な
 のです。
 しかしカエル足をしている。
 どうやってしているかと言うと首の右側と顎関節(右)を無意識に使って
 カエル足の様な動作を可能にしている訳です。


 
 
メモ6
 首の右と顎関節(右)を刺激。
 カエル足でもスネは痛まなくなりました。


 その後も、寝返り時や仰向けで何かの動作をされる度に次々と痛みが出
 て来ます。
 これらも同様に機能(システム)の問題として、ひとつひとつ繰り返して行
 っていきました。
 ただ、この当たりまで来るともう詳細は思い出せない・・


 ただ、施術後は「身体が軽くなった♪」と喜んで下さいました。
 ところが、歩く姿は痛そうに見えます・・
 気を使っていただいたのでしょうか・・


 追記
 その後3日置きに2回目、3回目と来て頂き「まだ忙しくなると少しは痛み
 だしますけど、でもこの私が普通に仕事が出来るようになったし夜も薬無
 しで寝れるようになったんですよ!」と興奮気味におっしゃって下さいまし
 た。
 よかった・・ほんとによかった。
 ※もちろん薬はお医者さんの指示通りにして下さいとお願いしています。


 もし最初にお会いした時、悲壮感いっぱいで「早く何とかしてくれ」という
 雰囲気だったら私はきっと諦めてお断りしていたでしょう。
 まさにこの方自身が私を導いて下さった様に思えるのです。


 今でも痛みが出始めると来て下さいます。
 ということは、普段は痛みを感じないレベルだそうですが、すっきり永遠
 に痛み消失とはなかなか行かないという事ですね・・が、ご本人の許容の
 範囲だそうですからありがたく思います。





 
 亜細亜川底水槽(枝吊下げ仕様)完成しました。
 アジアの川底のイメージでレイアウト。自己採点100点。
 実際の川底がどうかではなく、自分イメージを形に出来たかどうかが満
 足度ですから、そういう意味で100点です♪
 ちなみに独学研究による自作濾過装置2機搭載により飼育水が凄く上出
 来で、27匹6種類の熱帯魚が混泳していますが、水はずっと濁らず(水
 換えなし。足すだけ)魚もまるまる太って元気いっぱい、1匹も☆にならな
 い絶妙のバクテリアバランスを実現♪
 早くお客さんに見てもらいたい^^


 60代女性
 約半年ぶりに来て下さいました(ただし水槽には目もくれず・・)。
 主訴はおしり右側の痛み。
 「足が前に出ない」と身体を丸めて来られました。
 ひと目見て、あぁ首の右側(頸椎2番辺り)をやらなきゃと思いました。
 それは、姿勢や歩き方がこうだからこうという理由では無く、ひと目見て
 そう思った・・だけの話です。


 スポーツ等で試合をした経験があるならご理解頂けると思うのですが、
 試合前に作戦があっても、いざ対戦相手と向き合ったその瞬間、急に
 根拠も無く違う事をやりたくなった事ありましたよね。
 思いつきの様なものなのに、どうしてもそうしたい・・そんな引っ掛かり。
 その類ではないかと思っているのですがどうでしょう。


 
 
メモ1
 上半身を前かがみと右に倒すと特に痛みが増すそうです。
 寝返りも痛むのできついと。
 お話を伺いながら観察・・


 痛みは共通認識が持てないので機能の問題として考えます。
 機能の問題で考えますと、「痛いお尻」ではなく「上半身を曲げられない
 身体」なのです。


 しかし実際には上半身を僅かながら倒している。
 どうやって倒しているかと言うと、観察の結果・・首の右側(耳のすぐ下辺り
 )を無意識に使って上半身を倒すという動作を可能にしている訳です。
 (トリックモーション)
 やっぱり最初に思った通り、首の右側だと思いましたね。


 けれども・・
 実際に触ると出るはずの反応がしない・・


 外したのでしょうか・・
 考えるより背中・・腕・・骨盤・・足・・観察を続けます。




 
 
メモ2
 どうやら膝も無意識に使っておられる。
 ただ、膝と言ってもお皿と関節の間なのです。
 これでは触れそうにありません。
 さあ、どこから刺激すれば膝の間を変化させられるか…
 色んなところから可能だとは思いますが、自分がやりやすい場所がやは
 り良いです。




 
 
メモ3
 私はここにしました。
 狙い通り、膝の間は反応しました。
 ここでようやく気付くのですが、首の右側も同時に反応しておりまし
 た。
 上手くいったようで、おしり右側の痛みは無くなりました。
 丸まっていた身体も伸びて、足がすいすい前に出ると喜んで頂けた。
 ただ「痛みが無くなる=治った」という訳ではないのでまた痛みが出
 て来たらお越し下さいと伝えてこの日は終了いたしました。
 そう簡単では無いです。


 追記その1
 10日後来て下さいました。
 数日は楽だったらしいが、やはりその後痛みが出て来て、また身体を丸
 めておいでになられた・・
 ご本人感想として「結局前と何も変わって無いよ」とのこと。
 厳しいお言葉です・・


 施術報告
 結果だけを言うと、背すじは伸びたのですが痛みは変わりませんでした。
 途中まで上手くいっていたと自分では思っていたのですが、話の流れで
 ある事を思い出され、ついには怒り始められました。
 それを機にみるみる痛みが出始めました。
 感情に呼応するかのようでした。


 内田樹氏の合気道に関する記事を読んでの勝手な個人的解釈ですが・・
 武術的に考えるならば、これは「居着き」と言えるのではないでしょうか。
 時間は流れているのに心はその時に居着いてしまっている・・
 しかし、身体の方は実体を持った物ですから同じ時間に居着く(踏みとど
 まる)事は出来ない・・
 そこに、心と身体にズレが生まれる・・


 心と言うのは時間の制約を受けないので未来にも過去にも自由に行き来
 することが出来る・・
 ただ、制約を受けないという事はいつまでも同じ所(自分にとって快適な
 所でも嫌な所でも)に居てしまう危険もある・・


 怒りや不安に長い時間居続けると脳はもう今現在では無く、囚われてい
 る出来事が起こった過去の方をリアルだと錯覚してしまうのではないでし
 ょうか?


 心と脳はまだまだ分からないところが多いので推測でしかありませんが
 脳はすっきり割り切れない問題(例えば、解決不可能な問題・不条理・不
 公平等も)は我慢ならないと読んだ事があります。


 脳で受け止め切れない問題は身体で受け止めるしかない。
 そう考えると、先程は「心と身体のズレ」と言いましたが、それよりも脳で
 感じる不快を身体の不快として転化していると考えた方がいいかもしれま
 せん。


 もし、心から目を逸らさないでまともに心を見つめ続けたら(解決不可能な
 問題を考え続けたら)どうなるでしょう・・


 心が悲鳴を上げるしかない。
 だから、心を守るために身体に問題を起こして、心から目を逸らせる・・
 なんて考え過ぎでしょうか。


 結局、この日は痛いまま1週間後の予約を取って帰られました。
 痛そうな後ろ姿を見送りながら、期待に応えられなかった申し訳なさで
 いっぱいでした・・


 追記その2
 1週間後にやはり身体を丸めて来られました。
 ただ痛みに関しては、右に倒すと未だきつく痛むものの前かがみは出
 来るようになったと表情は明るくなられていてほっとしました。


 施術報告
 前回のこの方への申し訳なさと自分の不甲斐なさを払拭すべく私はかな
 り気負った状態で待ち構えていました。


 普通、スポーツでも武道でも過剰な「意気込み」というものは、気負いに繋
 がるため余計な身体の緊張を招き、あまり良くないと言われます。
 確かに達人同士の立ち合いや超一流選手と呼ばれる世界クラスの試合
 の場合、いかにリラックスした状態で挑むかで勝負の結果が違ってくるか
 もしれませんが(私はそのレベルに達していないので経験上分かりません
 が・・)、本来「意気込み」ってそんな1種類の構成で出来ているんじゃな
 いと思うんです。


 「意気込み」って複雑で多様な感情の総称として呼ばれるものであって、
 その結果起こる身体の状態も緊張の1種類だけじゃ無いはずなんです。
 まあ、さじ加減にもよるのかもしれませんが、程良い「意気込み」は身体を
 起こすというか目覚めさせてくれるし、「場」も作ってくれる。
 (そう、整体で良い結果が出やすい「場」ってあると思っています・・が、場
 についてはまた別の機会に書いてみます)


 ただ、さじ加減がわからず過剰に気負った状態だと自滅しかねません・・
 では、どうやったら「意気込み」のさじ加減が分かるようになるか?なんて
 聞いちゃ駄目ですよ。
 だって、最初から身体を目覚めさせるためとか場を作るためにさじ加減を
 計りながら意気込むなんて出来ないんですから。
 「意気込み」って自然と身体の内側から湧いて来るものだから。


 さて、前回の様に施術中に感情が波立たない様に、会話もせず黙り込ん
 での施術となりました。
 不機嫌に映っていなければいいのですが・・


 やる事は機能の問題に置き換えること。
 「痛い腰」ではなく「上半身を右に倒せない身体」として観察。
 首の右側を使って上半身を右に倒していらっしゃる。
 思い出したのですが、ここってお会いした一番最初に感じた首の右側なの
 です。
 位置も頸椎2番辺りですから同じだと考えてしまう・・
 しかしそれは大雑把な観察に過ぎず、囚われず今回初めて目の当たりにし
 た現象として手での観察を続ける。
 頭で考えない様にしないと・・
 考え出したとたん手の感覚が離れて行ってしまう・・
 そうじゃなくてあくまでも手の感覚に身を委ねる。なるべく。
 手の感覚に集中・・とは少し違う・・
 そう、手の感覚に寄り添うというか・・ちょっと違うかもしれませんがそん
 な感じです。


 結果、ほとんど痛みはなくなりました。
 喜んで頂けたし、私もうれしい。


 ・・首しか書いてないじゃないかって言われそうですが・・実は首しか記憶に
 残っておらず・・
 うちは予約で混雑している人気整体院って訳でも無いので、いつもは施術
 後メモにぱぱっと記録する時間くらいあるのですが、それでも稀に混み合う
 時がありまして・・今回はメモ出来ませんでした。


 毎日がこんなふうに混み合えば嬉しいですね。







 いつもではありませんが、午後はだいたい1階の居住スペースは学
 童保育所のような賑わいです。
 子供ら兄弟それぞれの友達が集まり、母友も加わって足の踏み場が
 ありません。
 友達が多いということは親としてこの上なく嬉しいものです・・
 ただ、部屋が狭いため休憩中、コーヒーを飲む私の背中に名前も知
 らない男の子らがもたれながら「ターンエンド!」などと言って盛り上
 がっています(バトスピというカードゲームをご存知ですか?)。
 興奮し過ぎて時々、肘や足が私の顔をかすめます・・


 本日来て頂いた30代女性も3人のお子さんがいらっしゃるようで、
 2階の整体スペースまで聞こえる騒がしい声にも「人が集まるという
 事は、ここが良い場所だという事ですよ」とお気遣いの言葉を頂きま
 した。優しい方です。
 ただ、どうせ人が集まるならお客さんが集まり過ぎて「半年先まで予
 約が取れない大人気整体院」になって欲しいものです・・


 この方、今日で4回目。
 主訴は右目奥→首→肩の痛み、伸びにくい左膝、捻じれてしまう上
 半身(施術済み)。
 残ったのが、この右股関節を動かした時の痛みでした。
 
 
メモ1
 股関節を動かしてみると実によく動きます。
 可動域は左右足ほとんど同じ様に見えます。
 しかし、痛いとおっしゃる。
 可動域が大きくても、機能していないのかもしれません。
 痛みは抽象的な概念ですから共有する事が出来ないので身体の機能
 の問題に置き換えて観察します。
 機能の問題として観察するならば「痛い右股関節」ではなく「右股関節
 が動かせない身体」なのです。
 しかし右股関節は痛いながら動いています。
 なぜ動かせるのか?
 きっと身体のどこかが代わりに動いて(代償動作)可能にしているは
 ずです。
 どこなのか?
 今回は立って動いて頂きながら観察しました。




 
 
メモ2
 横を向いたり後ろを振り返ったりする時も股関節を使っています。




 
 
メモ3
 また、上半身が倒れる時は骨盤が逆側にスライドする様な動きをす
 るので、ここでも観察のチャンスです。




 
 
メモ4
 さて観察の結果ですが、この女性は
メモ3の動きを見たところ、
 無意識に首(×印=喉の辺りですね)を使って右股関節を動かす事
 を可能にしています。
 厳密に言えば喉の奥と首の骨の間です。


 股関節⇔首の組み合わせですから疑問の声が聞こえて来そうです
 ね・・
 「何故首なの?」と同業の先生にも尋ねられますが、困ります。
 同業の先生は>こちらをご覧下さい。
 私は、師匠である内科医の先生に観察・洞察の訓練をして頂いて、
 この様な診立てになった訳ですが、これなどは医療の理論では無い
 ので、武道やスポーツをやっていた経験があり「気配」とか「直観」と
 いうのが身体レベルで分かる先生でないと説明が難しい様に思いま
 す。




 話を戻します・・
 
 
メモ5
 ×印の奥の方を変化させたいのですが、場所が場所だけに触れませ
 ん。
 腕の力こぶの辺りか、手のひらの手首に近いところを刺激して遠くか
 ら×印の奥を狙ってみることにしました。
 さて、上手くいきますでしょうか・・


 問題は、力こぶのどこか?手のひらのどこか?
 きっと名人の先生方なら見ただけで分かると思うのですが、私は触ら
 ないと分かりません。
 触りながら×印の反応がどこで消えるか観察します。
 ひたすら手の感覚に寄り添いながら観察です。
 時間がかかるのが難点ですね。


 自分としては8割は反応が消えたように感じました。
 残りの2割は力こぶと手のひらでは消えませんでした・・
 この方は「ほとんど痛みは無くなった」とおっしゃって下さった。
 「ほとんど」と言う事は、裏を返せば→少しは痛みが残っているとも言
 えます。


 師匠曰く、この2割は観察の段階で全身の把握が甘いという事らしい
 です。
 全身の把握と言っても見える表面だけでは無く、見えない背中や足の
 裏(その他)も意識すると言う事。
 こうなると、医学では無いでしょ?
 しかし、武道などされていた方ならご理解出来ると思います。


 いずれにせよ、師匠から見るとまだまだのようです・・・




整体を13年
やっております。
しかし、まだまだ
名人・達人の
様に、お一人
5分以内に
治せる腕前は
ありませんので
30分はお時間
を下さい。
よって、とても
多くの方は
無理ですが
それでも
土日祝平日に
限らず、毎日
数名の方に施術
させて頂けたら
幸いです。
ご希望の方は
ご予約お願い
いたします。
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こちら

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